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むくみが起こる原因には、体内のナトリウムバランスが影響しているケースがあります。
体内のナトリウムイオン濃度を一定に保つために、体内では水分を増やしてナトリウム濃度を下げようとする働きが起こるのでした。
ですから、塩分(塩化ナトリウム)の摂りすぎるとむくみが起こりやすくなりますので、食事で減塩することがむくみを改善するための対策となります。
インスタント食品やファーストフードにはたくさんの塩分が使用されていますので、簡単に済ませられるからといって、これらの食品を頻繁に食べるのはよくありません。
特にラーメンなど麺類ののスープは塩分がたくさん含まれていますので、飲み干さないようにしましょう。
塩分の1日摂取目安量は10g未満であるのに対し、インスタントラーメンでは1食に5.6〜6.4gもの塩分が含まれていますので、いかに塩分が多いかがおわかりいただけると思います。
カリウムはナトリウムと関係の深いミネラルで、カリウムにはナトリウムを体外に排泄する働きがあります。
ですから、塩分を摂りすぎによっておこるむくみには、塩分を控えると共にカリウムを多く含む食材を食べることがむくみ対策として有効となるのです。
カリウムの1日必要量は1000mg〜2000mgで、バナナやメロン、オレンジ、リンゴなどの果物や、ほうれん草やトマトなど緑黄色野菜、じゃがいもやさつまいも、豆類、海草類などの多く含まれています。
体に必要な栄養素を摂らないダイエットはむくみの原因となることがあります。
蛋白質は非常に大きな分子であり水分子を引きつける力があるので、蛋白質が血液中に流れることで浸透圧の働きにより血管内に水分を引き寄せる働きがあります。
つまり、ダイエットによって肉類や魚など蛋白質を摂取しないと、血液中の蛋白質が減少し、水分を引きつけることができないために細胞外液に水分が溜まり、むくみの原因となるのです。
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